最新記事

英王室

メーガンの「おふざけ」とは大違い? ダイアナが見せた「史上最高」のカーテシー

Princess Diana's 'Perfect' Wedding Curtsy Shared Online: 'Can't Teach It'

2023年1月29日(日)13時30分
ジェームズ・クロフォード=スミス
故ダイアナ元妃

日本を訪問した際のダイアナ妃(1990年11月) Kimimasa Mayama-Reuters

<チャールズ皇太子との結婚式後、ダイアナ妃がエリザベス女王にお辞儀をした姿に「これぞ完璧なカーテシー」と称賛の声>

最近、1981年のチャールズ皇太子(当時)の結婚式の動画が投稿され、この時にダイアナ妃がエリザベス女王に対して行ったカーテシー(お辞儀)が「史上最高」の美しさだと、改めて英王室ファンから称賛の声が上がっている。カーテシーをめぐっては、メーガン妃がドキュメンタリー番組の中でふざけているような実演をしたことから、世間の関心を集めているところだった。

■【動画】ダイアナ妃の「完璧」なカーテシーと、メーガン妃の「おふざけ」カーテシー

注目を集めているのは、1981年7月にセントポール大聖堂での結婚式を終えたダイアナが、義理の母となるエリザベス女王に深々とお辞儀をする様子を捉えた動画。TikTokユーザーのladydiana_2009が投稿した。

カーテシーは英王室において、相手に対する敬意を示すものと考えられている。だが民間人については、王室メンバーに対してカーテシーを行わなければならない訳ではない。

英王室の女性メンバーは、国家君主に挨拶する際にはカーテシーを行う。結婚式を終えた花嫁が、出席した国王または女王にカーテシーをするのは、英王室の伝統だ。ダイアナは結婚式を終えた後、エリザベス女王の前でカーテシーを行い、女王がダイアナに向かって微笑む様子がカメラに捉えられていた。

「教わってできるものではない」

この数カ月で、英王室のカーテシーの習慣に対する人々の関心が高まっている。きっかけはメーガン妃が、2022年12月にネットフリックスで放送されたドキュメンタリー番組の中で、恋人(当時)であるヘンリー王子の祖母、エリザベス女王にカーテシーをしなければならないなんて「冗談だと思った」と発言し、物議を醸したことだった。

TikTokに投稿された動画には「エリザベス女王の笑みはなんて美しいのだろう。女王はダイアナのことが大好きだ」という説明が添えられ、大きな注目を集めた。

ある人物は「これぞ史上最高のカーテシーだ」とコメント。別の人物は、メーガンがカーテシーの仕方について戸惑っていたことに言及し、こう書き込んだ。「完璧なカーティーだ。教わってできるものではない。メーガンが難しそうだと思ったのも当然だろう!」

メーガンはこれまで何度も公の場で、いずれも伝統的なスタイルにのっとったカーテシーを披露している。初めてのカーテシーは、ヘンリーと結婚する5カ月前だった2017年のクリスマスで、エリザベス女王に対してカーテシーを行った。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 8
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中