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爬虫類妊娠中の巨体デスアダーが裏庭で見つかる
(写真はイメージです) Ken Griffiths-iStock
<お腹の膨らんだ毒ヘビが庭の芝生に......>
オーストラリアで、妊娠中と見られるデスアダー(コブラ科)が民家の裏庭で発見された。
「オーストラリアン・スネーク・キャッチャーズ」からヘビ捕獲のプロがニューサウスウェールズ州クラジョンの民家に駆け付け、芝生の上で毒ヘビが丸まっているのを確認。袋の中に誘い込む形で捕獲した。
暖かい夏に向かうオーストラリアは現在、ヘビの活動シーズン真っただ中。オーストラリアのヘビは通常、10月に繁殖期を迎える。デスアダーは約3カ月の妊娠期間を経て幼体を出産する。
デスアダーは、オーストラリアに生息する地上性のヘビの中でも最も強力な毒を持つ種の一つだ。また、地球上で最も素早く攻撃できるヘビでもあり、0.15秒以内に獲物に襲い掛かって噛み付くことができる。
デスアダーの毒は、シナプス後膜に作用する神経毒を多く含み、窒息や酸欠で死に至ることもある。
しかし、その名前とは裏腹にデスアダーは好んで人間に噛み付くことはない。他のヘビ同様、挑発したり脅かしたりしない限り攻撃されることはないという。
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