最新記事

事件

TV番組の観光客インタビューに盗っ人が映り込む

2022年8月19日(金)18時30分
川口陽
海水浴客でにぎわうビーチ

(写真はイメージです) Manuel Milan-iStock

<海水浴客でにぎわうバルセロナのビーチで窃盗事件が発生。犯行の一部始終をテレビカメラが捉える>

テレビ番組のインタビュー映像に置引の瞬間が映り込んでいたことが話題となっている。

この事件は、バルセロナのサンミゲルビーチで観光客の男性が国営テレビ局TVEの取材を受けていた最中に起こった。

インタビューに応じる男性の奥には海水浴を楽しむ多くの人々の姿が確認できる。そのうち、近くにいた水着の男性が荷物を背にして歩き始めると、入れ替わるように一人の男が現れた。

タンクトップにスウェットパンツ、ベースボールキャップといういでたちの男は海水浴客のカバンに近づき、自分の荷物でもピックアップしにきたかのような自然な様子でそれを持ち去った。

数秒後、元の場所にカバンがないことに気付いた海水浴客の男性はパニックに。通りがかったレジャー客も心配そうに声を掛ける。

かねてよりスペインの都市や観光地では旅行者を狙ったスリや置引など窃盗犯罪が多発しており、注意喚起されてきた。パンデミック以降、観光が大幅に制限されたことで犯罪件数も一時的に減っていたが、観光需要の復活に伴い犯罪件数も増加傾向にある。

幸いにも今回はテレビ局のカメラが犯行の一部始終を捉えており、窃盗犯を追跡するための十分な手掛かりとなった。地元警察の声明によると、容疑者の男はすでに逮捕されているという。

【映像】バルセロナのビーチの魅力を語る観光客の後ろで置引が発生

ニューズウィーク日本版 世界最高の投手
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月18日号(11月11日発売)は「世界最高の投手」特集。[保存版]日本最高の投手がMLB最高の投手に―― 全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の2025年

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、ハルシチェンコ司法相を停職処分に 前エ

ビジネス

三菱UFJ、米オープンAIと戦略的連携 グループの

ワールド

ケネディ元米大統領の孫、下院選出馬へ=米紙

ビジネス

GM、部品メーカーに供給網の「脱中国」働きかけ 生
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 6
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中