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事件作家サルマン・ラシュディ襲われる 首など刺され手術
イスラム教預言者ムハンマドを題材にした小説「悪魔の詩」で知られる作家のサルマン・ラシュディ氏が12日、米ニューヨーク州で開かれたイベントに参加中、何者かに襲われた。警察と目撃者によると、首を刺され、ヘリコプターで病院に搬送された。(2022年 ロイター/Dylan Martinez)
イスラム教預言者ムハンマドを題材にした小説「悪魔の詩」で知られる作家のサルマン・ラシュディ氏(75)が12日、米ニューヨーク州で開かれたイベント参加中に何者かに襲われた。警察や目撃者によると、首と腹部を刺され、ヘリコプターで病院に搬送された。
警察によると、12日夕時点で手術が続いているという。
ラシュディ氏はニューヨーク州西部にあるショトーカ・インスティチュートを訪問。目撃者によると、ラシュディ氏がイベントで出席者に紹介されていた際に、男が舞台に駆け寄りラシュディ氏を襲った。ラシュディ氏は襲われた後に床に倒れたという。
警察は襲撃した男を拘束。ニュージャージー州在住の24歳の男で、イベントのチケットを購入して会場に入っていた。
動機は不明。使用された凶器も分かっていない。
ショトーカ・インスティチュートの広報担当者はロイターの取材に対し「緊急事態に対応している」と表明。ラシュディ氏の代理人であるワイリー・エージェンシーからコメントは得られていない。
英国のジョンソン首相は「われわれが守るべき権利を行使している最中にラシュディ氏が刺されたことに驚愕している」と述べた。ラシュディ氏は英国籍。