最新記事

事件

お釣りの渡し方に激怒、女性客が店員にコーヒーを投げつける

2022年8月3日(水)15時50分
川口陽

(写真はイメージです) showcake-iStock

<レディット上では接客経験のある多くのユーザーが似た経験を告白>

いつも礼儀正しい客がやってくるとは限らない問題は接客業に付き物だ。

ニュース投稿サイト「レディット」では、店員の接客態度が気に食わず逆上する迷惑客の動画が話題になっている。

u/KevElwoodが投稿した映像はガソリンスタンド付設のお店で撮影され、店員と女性客がレジカウンターを挟んで言い争いをしている場面から始まる。聞く耳を持たず「お釣りをちょうだい」とがなり立てる客にうんざりしたレジ係の女性は、不毛な舌戦を終わらせようと気のない声で「良い一日を」と述べて紙幣をカウンターに落とす。

この態度にヒートアップした客は殴りかかる素振りを見せながら「ビッチ」と叫び、カウンターに今しがた置かれた紙幣を掴んで店員に投げつける。それから「お釣りは手渡ししろ」と執拗に繰り返し、去り際には店員の顔にホットコーヒーを浴びせて出て行った。

オクラホマ州立大学のヒーミ・キムとハイリン・チュウが2018年に発表した「顧客から不当に扱われた経験が、従業員の顧客や同僚への態度に及ぼす影響について」でその有害な影響が証明された。非常識な客の対応に追われる従業員は極度の疲労を感じ、仕事のことで思い悩む可能性が高い。米国のレストランの従業員を対象にしたこの調査によると、98%が仕事で不快な思いをし、約50%が少なくとも週に一度はそれに耐えているという。

u/KevElwoodの投稿には公開から2日で3000件以上のコメントが寄せられ、接客業に従事したことのある多くのユーザーが似た経験を告白している。

【映像】女性客が店員の顔面にコーヒーを投げつける瞬間

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トルコでIS戦闘員と銃撃戦、警察官3人死亡 攻撃警

ビジネス

独経済団体、半数が26年の人員削減を予想 経済危機

ワールド

中国軍、台湾周辺で実弾射撃伴う演習開始 港湾など封

ビジネス

韓国クーパン、顧客情報大量流出で11.8億ドルの補
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    「アニメである必要があった...」映画『この世界の片…
  • 9
    2026年、トランプは最大の政治的試練に直面する
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中