最新記事

野生動物

【映像】夫婦と愛犬、すんでのところで猛追クマから逃れる

2022年5月6日(金)15時30分
若道いつき
クマの襲撃

WESH 2 News-YouTube

<食べ物を探してゴミ箱を物色することはあっても、基本的に人間には無関心──だったはずが......>

フロリダ州アポップカで夫婦とその愛犬がクマに追いかけられ、間一髪、家に逃げ込む動画が話題になっている。現地時間の先月26日夜、レイチェルと夫のジェイソン・スミスは、自宅の防犯カメラが捉えた映像をTikTokに公開。この投稿は、(6日の時点で)90万に迫る「いいね」を記録している。

ともに逃げてきた愛犬が玄関で一瞬立ち止まって後ろを振り返っていると、2人は必死で呼び寄せる。なんとかそろって家の中に駆け込むと、直後にクマが猛スピードでやってくる。すでに人と犬の姿がそこにないことを確認すると、クマは向きを変えてカメラの前から去って行った。

@rachelandjason10 Chased by a black bear! #ringdoorbell #blackbear #run ♬ original sound - rachelandjason10

夫婦の家はウェキワスプリングス州立公園の近くに位置し、森林地帯にあるため、クマが多く生息している。これまでの経験からレイチェルが語ったところによれば、近くに棲むほとんどのクマは人間に注意を払うことはなかったという。

フロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)のマイケル・オーランドは「食べ物を探してゴミ箱の中を物色するクマはよく見かける」とし、今回の事例については孤立したケースだと考えていると述べた。今後同様の事件が発生した際には、より積極的な行動を取らなければならないと語る。

オーランドは、クマが多く生息する地域の住民は外出時にベアスプレーを携帯することを推奨している。

「ほとんどの場合、クマだって人間とは関わりたくない」

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米上院、政府閉鎖解消に向けた法案前進

ワールド

ドイツ連銀総裁、AIで発言の「ハト派・タカ派」バラ

ワールド

米、中国造船部門の調査を1年間停止

ワールド

アンデス氷河から30日の船旅、先住民グループがCO
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 2
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 10
    「豊尻」施術を無資格で行っていた「お尻レディ」に1…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中