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米国マクドナルド、アイス製造機に大量のカビ 謝罪は重要市場の中国から

2017年7月27日(木)14時55分

7月26日、米マクドナルドは、米国店舗のアイスクリーム製造機にカビが発生している写真がネットニュースに掲載されたことを受け、まず国内ではなく最重要市場である中国で謝罪声明を公表した。写真はカリフォルニア州で2014年9月に撮影(2017年 ロイター/Mike Blake)

米マクドナルドは26日夜、米国店舗のアイスクリーム製造機にカビが発生している写真がネットニュースに掲載されたことを受け、まず国内ではなく最重要市場である中国で謝罪声明を公表した。中国で食の安全性への関心が高まっていることが背景とみられる。

マクドナルドは中国のミニブログと同国部門のサイトに、アイスなど食品製造機の安全や清浄度を再び保証する声明を掲載した。同社は中国で、ヤム・チャイナ・ホールディングスと競合している。

マクドナルドの中国部門は声明で「当社は、この日ネットで公開された米国のアイスクリームマシンに関する情報について注意を払っている」と説明。問題について調査しているとし、「中国の当社レストランで使用しているアイスクリームマシンは、食の安全を確実にするため、毎日定期的に自動殺菌している」とした。

問題となった報道は26日、米ニュースサイトのバズフィードやハフィントンポスト、マッシャブルで配信されたもの。アイスクリームマシンのトレーに大量のカビや埃が付着している写真が掲載されており、27日には中国のメディアも取り上げた。

[上海 27日 ロイター]


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