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アメリカ環境関連当局、ツイッターで「抵抗」アカウント開設相次ぐ

2017年1月27日(金)14時22分

1月26日、トランプ大統領が気候変動に関する情報発信や研究などを制限したことに抗議し、環境保護庁(EPA)や米航空宇宙局(NASA)など多くの当局がツイッターに非公式アカウントを開設した。写真はNASAの看板。フロリダ州 で2010年4月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

 トランプ大統領が気候変動に関する情報発信や研究などを制限したことに抗議し、環境保護庁(EPA)や米航空宇宙局(NASA)など多くの当局がツイッターに非公式アカウントを開設した。

 ツイッターでは、気候変動に懐疑的なトランプ氏への懸念を表明。新たに開設された国立公園局の非公式アカウント「@AltNatParkSer」は、「トランプ大統領が私たちをフェイク(嘘の)ニュースと呼ぶのを待ちきれない」とした上で、公式のツイッターアカウントを奪うことはできても、「自由時間を取り上げることはできない」と投稿した。

 「@RogueNASA」は「NASAの非公式『抵抗』チーム。NASAの公式アカウントではありません」と自己紹介。「科学や気候に関するニュースや事実、REAL NEWS、REAL FACTS」を発信するとしてフォローを呼び掛けた。

 当局の名前やロゴを使用しているアカウントの全てが、所属する職員によって運営されているのかどうかは不明。国立公園局の非公式アカウントは職員の保護を理由に局外の個人にアカウントの管理を委ね、ロッキーマウンテン国立公園は支持者らが非公式アカウントを登録したという。

[26日 ロイター]


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