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プーチン、国際刑事裁判所からの離脱を決定

2016年11月17日（木）18時37分

１１月１６日、ロシアのプーチン大統領は、国際刑事裁判所（ＩＣＣ）設立条約からロシアの署名を撤回することを決定し、大統領令に署名した。写真はベルリンで１０月撮影（２０１６年　ロイター/Axel Schmidt）

　ロシアのプーチン大統領は１６日、国際刑事裁判所（ＩＣＣ）設立条約からロシアの署名を撤回することを決定し、大統領令に署名した。ロシアは２０００年に条約に署名したが批准していないため、ＩＣＣの加盟国ではない。

　ＩＣＣは１４日、２０１４年のロシアによるクリミア併合を軍事紛争と位置づけてロシア政府の反発を招いたほか、２００８年にロシアとグルジア（現ジョージア）の間で起きた紛争の際、両国の部隊による戦争犯罪があったとする疑惑について調べている。

　ロシア外務省は、ＩＣＣは「国際的な司法機関として完全に独立していない」と指摘、「１４年間に１０億ドル以上を費やして４件の判決しか言い渡していない」と批判した。

　ペスコフ大統領報道官は、この決定は「国益」のために下されたと述べた。

　ロシアの決定は、最近ＩＣＣからの脱退を発表した南アフリカやガンビアなどのアフリカ諸国から歓迎される可能性がある。

［モスクワ　１６日　ロイター］


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