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中国企業、IoTデバイス普及でへサイバー攻撃2年で10倍に 

2016年11月30日(水)20時11分

11月29日、中国本土と香港で企業に検知されたサイバー攻撃の平均回数が2014─16年に969%増加したとの調査結果を、コンサルタント大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が公表した。写真はシンガポールで2013年10月撮影(2016年 ロイター/Tim Wimborne)

 中国本土と香港で企業に検知されたサイバー攻撃の平均回数が2014─16年に969%増加したとの調査結果を、コンサルタント大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が公表した。

 中国を拠点とする440社から回答を得た。1日当たりの平均攻撃数は7回以上で、世界平均(約13回)の約半数だった。

 世界のサイバー攻撃の平均回数は過去2年で3%減り、2015年以降は30%減少している。

 中国でサイバー攻撃が急増している一因に、家電や自動車などあらゆるモノをインターネットでつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の急速な普及があるとみられる。

 PwC香港の担当者は、「IoTのデバイスは一般的にサイバーセキュリティーに注意を払っていない」と指摘。こうしたデバイスがサイバー攻撃の主要なターゲットになっていると述べた。

[香港 29日 ロイター]


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