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ベルギーのワロン地域政府、EUカナダ貿易協定締結を求める圧力に屈せず

2016年10月25日(火)09時58分

 10月24日、欧州連合(EU)とカナダの包括的経済貿易協定(CETA)締結に反対しているベルギー南部ワロン地域議会のアンドレ・アントワーヌ議長(左)は、同日中に承認するよう求めるEUの圧力には屈しないと述べた。写真は21日撮影(2016年 ロイター/Francois Lenoir)

欧州連合(EU)とカナダの包括的経済貿易協定(CETA)締結に反対しているベルギー南部ワロン地域議会のアンドレ・アントワーヌ議長は24日、同日中に承認するよう求めるEUの圧力には屈しないと述べた。

アントワーヌ氏は24日中に賛成することはできないと言明した。条文には雑多な内容が含まれているため精査する時間が必要と説明した。また脅しや最後通牒は民主主義に反するとし、交渉に「最低限の礼儀と尊敬」を求めるとした。

その上で年末まで期限を延長することが妥当との考えを示した。

ベルギーのミシェル首相は事態打開に向けて1100GMT(日本時間午後8時)から連邦政府と地域政府の代表者による会議を開く。



[ブリュッセル 24日 ロイター]


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