最新記事

人種問題

アメリカ南部で白人警官が黒人男性を押さえつけ射殺、司法省が捜査へ

2016年7月7日(木)19時01分

7月6日、米司法省は、ルイジアナ州で黒人男性が白人警察官2人によって地面に押さえつけられ、胸を撃たれて死亡した事件について、捜査を行うと発表した。写真は現場で抗議デモを行う市民(2016年 ロイター)

 米司法省は6日、南部ルイジアナ州バトンルージュで黒人男性が白人警察官2人によって地面に押さえつけられ、胸を撃たれて死亡した事件について、捜査を行うと発表した。

 射殺されたのはアルトン・スターリングさん(37)で、事件は5日夜にコンビニエンスストアの駐車場で起きた。動画によると、1人の警察官が至近距離でスターリングさんに向けて5回発砲。もう1人の警察官はスターリングさんのポケットから何かを取り出した。動画を撮影した同店舗のオーナーは、警察官が取り出したのは銃だったと述べた。

 通行人が撮影した別の動画では、警察官2人のうち1人がスターリングさんに地面に伏せるよう命じた後、2人がスターリングさんにタックルし、1人が銃を取り出しスターリングさんの胸に向ける様子が撮影されている。

 事件を受けて、警察に対する抗議活動が行われ、ソーシャルメディアでも非難の声が上がった。また現場近くでは6日、数百人が追悼集会を行った。

 スターリングさんは長年にわたり同店舗の前でCDなどを販売していた。裁判所の記録によると、1990年代半ば以降、暴行や強盗などで有罪判決を受けていた。

 バトンルージュの警察は、2人の警察官は、赤い服を着て銃を所持した黒人の男が脅迫しているとの通報を受けたと発表。2人が現場に到着すると、スターリングさんは武器を所持しており、対立の末に死亡したと説明した。2人は現在、休職処分となっている。

[バトンルージュ(米ルイジアナ州) 6日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ブリヂストン、今期純利益見通しは3.9%増の340

ビジネス

午後3時のドルは153円前半へ上昇、高市政権の姿勢

ビジネス

米アルファベット社債、投資家保護条項欠如に懸念の声

ワールド

米銀行規制当局、大手行向け新「バーゼル」規制案に前
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 8
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 9
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 10
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 8
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中