最新記事

災害

オーストラリア東部で豪雨、アマゾンのWebサーバダウンなど広範囲に影響

2016年6月6日(月)19時37分

6月6日、オーストラリア東海岸で5日、大規模な豪雨が発生し、インターネット上のサービスや銀行業務など広範囲で一時的に通信障害が確認された。写真はシドニーで撮影(2016年 ロイター/David Gray)

 オーストラリア東海岸で5日、大規模な豪雨が発生し、インターネット上のサービスや銀行業務など広範囲で一時的に通信障害が確認された。

 豪ITニュースによると、米アマゾンのウェブ・サービス部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がシドニー地域で2時間にわたり停電に見舞われ、チャンネル・ナイン、フォックステル・プレイ、ドミノ・ピザなどのウェブサイトが一時アクセスできない状態になった。

 アマゾンの広報担当はコメントを控えている。ただ、AWSのステータス・ページは6日、シドニーでの接続障害が解決されたことを示している。

 また、ニューサウスウェールズ州の港湾当局の広報担当は、グレンコア、リオ・ティント 、アングロ・アメリカンなどが石炭輸送に利用するニューキャッスル港で、週末に船舶の出入りが制限されたことを明らかにした。

 このほか銀行サービスも影響を受け、ウエストパック銀行によると、5日午後に現金自動預け払い機(ATM)や携帯端末などを利用したサービスで接続障害が起きた。その後は復旧したという。

 シドニーなど東部沿岸では、最大5メートルの波が押し寄せ、数百世帯が避難。3人の死亡が確認された。

 保険各社は、1万1150件以上の請求があったとし、損害規模は3800万豪ドルに達する見通しという。シドニー市場では、QBEインシュアランス、インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)、サンコープなどが売られている。

[シドニー 6日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、日本が「間違った」道を進み続けるなら必要な措

ビジネス

26年半ばの金目標価格4500ドル、300ドル引き

ワールド

ユニセフ、ジュネーブとNYの雇用7割移転へ 経費削

ビジネス

再送-EXCLUSIVE-インドネシア国営企業、ト
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中