最新記事

プロダクト

ランナーを進化させるGPSスマートウォッチ:ガーミンForeAthlete620J

2016年6月1日(水)12時00分
geared (ギアード)

<抜きん出たデータ収集力で人気のガーミンのランニングウォッチがアップグレードした。さらに高度なランニング測定基準を備えたGPSスマートウォッチへと進化している>

 抜きん出たデータ収集力で人気を博していたランニングウォッチが待望のアップグレード。

 GARMIN(ガーミン) から2014年に発売されたランニング用GPSウォッチ ForeAthlete620J が、このたび ForeAthlete630J へとモデルチェンジ。いちばんのポイントは、カラーのタッチパネルディスプレイがグッと大きくなったことでしょう。直径31.1mmで215×180ピクセル。見やすくなったのはもちろん、ルックスもよりスタイリッシュになった印象を受けます。

 バッテリーのスペックも向上。トレーニングモードで最大10時間から16時間へ、時計モードで約6週間から約8週間へと大幅に稼働時間がアップしています。

img_101675_2_2.jpg

 心拍センサーと組み合わせることで、最大酸素摂取量をはじめとする多様なデータを計測できるのが ForeAthlete620J の強みでしたが、このデータ収集力も進化しました。

 新たに、血中の乳酸が急増加する運動強度がわかる乳酸閾値(LT値)や、トレーニング中に体にどれだけ負荷がかかったかの計測、レースのタイム推定などが可能に。

 また、ランニングフォームを改善するための「アドバンストランニングダイナミクス」機能も強化されました。体の上下動、ピッチ、地面接地時間に加えて、上下動比、歩幅、左右の接地バランスの情報も取得。自身のフォームを、より立体的に可視化できそうです。

 そして、GARMIN のアプリなどのオープンプラットフォーム Connect IQ に対応したのも嬉しいところ。アプリやウィジェット、時計画面などをダウンロードし、好みに応じたカスタマイズができるのです。

 GARMIN のランニングウォッチには ForeAthlete 920 XTJ というモデルも存在しますが、こちらは自転車とスイミングのトレーニング機能も備えたトライアスロン仕様。また稼働時間が長く、ロングトレイルやウルトラマラソンの用途にも応じます。そういった使い方はせず、一般的なランニングに特化したモデルを探しているのであれば、この ForeAthlete630J が最適でしょう。

fr630j-connect-screen-1.jpg

スマートフォンとの連携も強化されている。

 スペックの向上と共に価格も上がってしまいましたが(単体で税別44,800円)、個人的には許容できる範囲かなと感じました。

img_101675_3.jpg

ForeAthlete230J

 ForeAthlete630J は6月8日(水)発売。なお、機能性を絞った中級モデル ForeAthlete230J も併せて登場します。


執筆:Geared(Facebookページ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドル155円台へ上昇、34年ぶり高値を更新=外為市

ビジネス

エアバスに偏らず機材調達、ボーイングとの関係変わら

ビジネス

独IFO業況指数、4月は予想上回り3カ月連続改善 

ワールド

イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 6

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 9

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 10

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中