三菱自動車<7211.T>が27日の2016年3月期(前期)決算発表時に予定していた17年3月期(今期)の業績予想の公表を見送る方向で調整していることがわかった。燃費を実際より良く見せる不正を意図的に行っていた問題が発覚、現時点では売り上げや関連費用を合理的に算出することが難しく、業績への影響が見通せないため。関係筋が明らかにした。

同社は不正が判明している軽自動車の生産と販売を停止しているが、その期間がいつまで続くか決まっていないうえ、対象車を供給していて販売ができなくなっている日産自動車<7201.T>に対する補償金額も見通せない状況にある。また、対象車がその他の車種にも広がる可能性が高まっている。

さらに、不正のあった車の実際の燃費がエコカー減税の対象外であることが確定した場合、三菱自は対象車を購入して減税を受けた顧客の追加納税分を全額負担する方針。さらに購入者には余計にかかったガソリン代も支払う方向で補償も検討している。企業は通常、前期決算発表時に今期業績予想も公表するが、こうした影響額がどのくらいになるのか現時点では合理的な算出ができないため、公表を見送らざるを得ないという。

(白木真紀)

[東京 24日 ロイター]
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