アレクサンドリア発カイロ行きのエジプト航空の旅客機が29日、爆発物を身に着けたとみられる男にハイジャックされ、キプロスの空港に着陸した。

 エジプト航空によると犯人と交渉した結果、乗員と4人の外国人の乗客以外は解放された。

 キプロス国営ラジオによると、同旅客機には乗客55人、乗員は7人が搭乗していた。

 キプロスメディアはハイジャック犯の元妻がキプロスに住んでおり、個人的な事情が犯行の動機の可能性があるとしている。

 目撃者によると犯人は駐機場にアラビア語の手紙を投げ、キプロス人の元妻に届けるよう求めた。

 犯人については情報が入り乱れている。エジプト国営メディアはイブラヒム・サマハという名前のエジプト人が容疑者だと報じた。しかしアレクサンドリア大学の関係者はサマハ氏は乗客でハイジャックには関与していないと言明した。同氏と電話で会話し解放されたことを確認したという。

 ハイジャックはキプロスの飛行情報区(FIR)内で発生した。同旅客機は、キプロスの都市ラルナカに行き先を変更させられた。旅客機はエアバス320型機。

 エジプト運輸省によれば、ハイジャックされた旅客機のパイロットは爆発物を身体に巻きつけた男に脅されたと報告した。

 ただキプロス外務省高官は男が爆発物を身に着けているかは確認していないと述べた。

[カイロ/アテネ 29日 ロイター]
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