最新記事

2016米大統領選

前NY市長のブルームバーグ氏、米大統領選出馬を見送り

「自身の出馬によってトランプ氏やクルーズ氏が当選する可能性が高まるリスクは冒したくない」

2016年3月8日(火)10時18分

 3月7日、ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、11月の米大統領選には出馬しないと表明した。パリで昨年12月に開催されたCOP21で撮影(2016年 ロイター/Stephane Mahe)

 ブルームバーグ前ニューヨーク市長は7日、11月の米大統領選には出馬しないと表明した。当選の見込みがないことは明らかだとしている。

 ブルームバーグ氏はNY市長時代、ビジネス寄りの財政政策を推進。銃規制やその他社会問題ではリベラルな見方をしていることから、極端な主張を掲げる候補者が優勢な今回の大統領選において、同氏が出馬した場合には、中道派の支持を集めるとみられていた。

 ただブルームバーグ氏は、三つ巴の争いになった場合、共和党のドナルド・トランプ氏、またはテッド・クルーズ氏が当選する可能性が高まることを懸念。ブルームバーグ氏は、オピニオンサイトの「ブルームバーグ・ビュー」で「こうしたリスクは冒したくない」と説明した。

 ブルームバーグ氏は、共和・民主両党の候補者らを厳しく批判。

 共和党候補指名争いで現在トップを走る不動産王トランプ氏については、宗教的寛容を損ね、安全保障に脅威を及ぼす政策を支持している指摘。ブルームバーグ氏は「トランプ氏は人々の差別意識や恐怖感に訴え、国を分断する扇動(せんどう)的な選挙戦を展開している」とした。

 民主党のヒラリー・クリントン前国務長官と、バーニー・サンダース氏についても、自由貿易や金融業界に批判的だとして攻撃した。

 英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙の先月の報道によると、ブルームバーグ氏は、既存候補者による論戦の内容について「まったく凡庸」と批判。同氏が大統領選への出馬を検討していると伝えていた。

[ワシントン 7日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ビジネス

スタートトゥデイ、採寸用のボディースーツを無料配布

ワールド

中朝企業への米追加制裁、中国外務省「一方的措置に反

ビジネス

報道されている会社への提案は事実=買収報道で日ペイ

ビジネス

ドル112円前半、調整主体で上値重い トルコリラは

MAGAZINE

特集:北朝鮮の歴史

2017-11・28号(11/21発売)

核・ミサイル開発に日本人拉致問題、テロ活動...... 不可解過ぎる「金王朝」を歴史で読み解く

グローバル人材を目指す

人気ランキング

  • 1

    北朝鮮「亡命兵士」の腸が寄生虫だらけになった理由

  • 2

    北朝鮮「亡命兵士」の命を脅かす寄生虫の恐怖

  • 3

    北朝鮮「兵士亡命」が戦争の引き金を引く可能性

  • 4

    北朝鮮問題、中国の秘策はうまくいくのか――特使派遣…

  • 5

    トランプは金正恩を利用しているだけ、戦争する気は…

  • 6

    アメリカは「安倍トラ」に無関心

  • 7

    日本に定住した日系ブラジル人たちはいま何を思うのか

  • 8

    堤未果:アメリカを貧困大国にしトランプ大統領を誕…

  • 9

    「嫌な気持ちは寝て忘れちゃえ」は逆効果?

  • 10

    北朝鮮、女性への性的暴行や栄養障害が多発 脱北し…

  • 1

    北朝鮮「亡命兵士」の腸が寄生虫だらけになった理由

  • 2

    北朝鮮「兵士亡命」が戦争の引き金を引く可能性

  • 3

    北朝鮮「亡命兵士」の命を脅かす寄生虫の恐怖

  • 4

    サンフランシスコ「従軍慰安婦像」への大阪市対応は…

  • 5

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 6

    飛び級を許さない日本の悪しき年齢主義

  • 7

    アメリカで黒人の子供たちがたたき込まれる警官への…

  • 8

    子供を叩かないで! 体罰の影響を科学的に研究 

  • 9

    「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」

  • 10

    「人肉は食べ飽きた」と自首した男と、とんでもない…

  • 1

    北朝鮮「亡命兵士」の腸が寄生虫だらけになった理由

  • 2

    北朝鮮の電磁パルス攻撃で「アメリカ国民90%死亡」――専門家が警告

  • 3

    北朝鮮「兵士亡命」が戦争の引き金を引く可能性

  • 4

    北朝鮮「亡命兵士」の命を脅かす寄生虫の恐怖

  • 5

    「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」

  • 6

    人はロボットともセックスしたい──報告書

  • 7

    北朝鮮経済の「心臓」を病んだ金正恩─電力不足で節約…

  • 8

    トランプは宣戦布告もせず北朝鮮を攻撃しかねない

  • 9

    北朝鮮危機「アメリカには安倍晋三が必要だ」

  • 10

    「トランプ歓迎会に元慰安婦」の陰に中国?

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

全く新しい政治塾開講。あなたも、政治しちゃおう。
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 特別編集

最新版 アルツハイマー入門

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月