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朝鮮半島

北朝鮮の金正恩第1書記、前線に「準戦時状態」布告

韓国軍も北朝鮮に向けて砲弾を発射し、朝鮮半島情勢は緊迫の度合いを増している

2015年8月21日(金)10時32分

8月21日、朝鮮中央通信(KCNA)の報道によると、北朝鮮の金正恩第1書記は前線地域に「準戦時状態(quasi-state of war)」を布告した。板門店で2013年9月撮影(2015年 ロイター/Lee Jae Won)

[ソウル 21日 ロイター] - 朝鮮中央通信(KCNA)の報道によると、北朝鮮の金正恩第1書記は前線地域に「準戦時状態(quasi-state of war)」を布告した。現地時間21日午後5時をもって自国軍を「完全な戦闘態勢」に置くという。

北朝鮮は前日、韓国側を砲撃。これを受けて、韓国軍も北朝鮮に向けて砲弾を発射しており、朝鮮半島情勢は緊迫の度合いを増している。

北朝鮮は、韓国が南北軍事境界線付近で北朝鮮を批判する放送を拡声器で流し続けていることに強く反発している。韓国の砲弾発射に対して、北朝鮮は反撃していないが、宣伝放送を48時間以内に停止しなければ軍事行動を起こす、とする書簡を韓国側に送ってきた、という。

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