最新記事

英王室

キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」

Every Sparkling Royal Tiara Worn by Princess Kate, So Far

2024年10月06日(日)10時00分
ジェームズ・クロフォード・スミス
キャサリン妃

KieranDoherty-REUTERS

<キャサリン妃が着用するティアラは、クイーン・マザーことエリザベス王妃が両親から贈られたもの、そしてダイアナ妃が愛したものなど感傷的な逸話が...>

「ウェールズ公妃」ことキャサリン妃はカミラ王妃に次いで、イギリス王室で高い地位にいる女性王族であり、注目を集める式典や公務で世界で最も貴重な宝石の数々を披露してきた。

2011年にウィリアム王子(当時)と結婚して以来、ネックレス、イヤリング、ブレスレット、そして煌めくティアラなど、イギリス王室で最も価値のあるジュエリーを託されてきた。


かつてはレセプションや舞踏会、晩餐会などで定期的に使用されていたティアラだが、今日ではごく限られた公務でしか着用されなくなり、それを目にする機会はますます貴重な機会となっている。

イギリス王室では年2回、ティアラが着用される公務がある。1つは国賓を迎えるためにバッキンガム宮殿で行われる国王主催の晩さん会、そしてもう1つはイギリスに駐在する各国大使や国際機関のトップが出席する、毎年恒例の外交レセプションだ。

故エリザベス2世女王はブレスレットやティアラなど、個人的にも想い出のあるジュエリーのいくつかをキャサリン妃に貸与しており、これはチャールズ国王にも引き継がれている。本誌が厳選した、キャサリン妃が着用した煌めくティアラの数々を一挙公開。


カルティエ製「ハロー・ティアラ」を着用したキャサリン妃

キャサリン妃

Kieran Doherty-REUTERS

キャサリン妃が初めて王室のティアラを着用したのは、2011年4月にウェストミンスター寺院で行われた自身の結婚式だ。

この時、エリザベス女王は「新しい孫娘」に思い入れのある、カルティエの「ハロー・ティアラ」を貸与した。

このティアラは1936年にエリザベス女王の父・ジョージ6世国王が妻エリザベス王妃(のちのクイーン・マザー)のために購入したものだった。夫妻は後に長女エリザベス王女(のちのエリザベス2世女王)の18歳の誕生日プレゼントとして初めて送ったティアラこそが、この「ハロー・ティアラ」である。

キャサリン妃に貸与される前は、エリザベス女王の妹であるマーガレット王女や娘のアン王女に貸与されていた。キャサリン妃は結婚式以降、一度もこのティアラを着用していない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中閣僚貿易協議で「枠組み」到達とベセント氏、首脳

ワールド

トランプ氏がアジア歴訪開始、タイ・カンボジア和平調

ワールド

中国で「台湾光復」記念式典、共産党幹部が統一訴え

ビジネス

注目企業の決算やFOMCなど材料目白押し=今週の米
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 2

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心…

  • 5

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 5

    日本初の「女性首相」は生まれる?...「高く硬いガラ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ