最新記事

シスターフッド

「アメリカに無礼」──戴冠式での「黄色と青」を批判された、ジル・バイデン米大統領夫人と孫娘

2023年05月14日(日)10時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


キャサリン妃は戴冠式前日のレセプションで、ジル夫人とウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人に面会しており、3人で撮影した写真をSNSで紹介している。それに対し、ジル夫人も「私たちはウクライナを支持する」と記している。

2020年、エリザベス女王の代理として、キャサリン妃はウィリアム王子(当時)とともにゼレンスキー大統領とオレナ夫人に面会している。そして2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、その2日後にウィリアム王子と連名で以下のツイートをしている。

「2020年10月、私たちはゼレンスキー大統領とファーストレディにお会いし、ウクライナの未来に対する彼らの希望と楽観主義について学ぶ機会を得ました。今日、私たちは未来のために勇敢に戦う大統領とすべてのウクライナ国民を支持します。W&C」


イギリス王室メンバーが政治的な発言をしたことについては一部から批判の声が上がっていたが、キャサリン妃の皇太子妃デビューとなる初の単独公務での面会者はオレナ・ゼレンスカ大統領夫人であった。

■関連記事:【英王室】皇太子妃としての初仕事は、深い絆のウクライナ大統領夫人との面会

また、ジル・バイデン夫人も戦争が始まって約2カ月後の2022年5月に首都キーウを電撃訪問し、オレナ夫人と面会。その2カ月後の7月に今度はオレナ夫人がアメリカを電撃訪問してジル夫人に面会しているほか、アメリカ議会で演説している。

誰に何を批判されようとも、キャサリン妃、ジル夫人、オレナ夫人の3人には揺るぎない連帯があるのだ。

■関連記事:「私は絶対にしたくないお願いをしている」──オレナ夫人がアメリカ議会で演説

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

パナソニック、アノードフリー技術で高容量EV電池の

ワールド

タイ、通貨バーツ高で輸出・観光に逆風の恐れ

ビジネス

自工会会長、米関税「影響は依然大きい」 政府に議論

ワールド

中国人民銀、期間7日のリバースレポ金利据え置き 金
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    カミラ王妃が「メーガン妃の結婚」について語ったこ…

  • 1

    「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王…

  • 2

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

  • 3

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 4

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 2

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 5

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:世界が尊敬する日本の小説36

特集:世界が尊敬する日本の小説36

2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは