最新記事

ペット

留守のたび荒らされる寝室、隠し撮りに映ったのは「困った犬」ではなく

2022年6月28日(火)19時20分
若道いつき
飼い主の帰宅を待つ犬

(写真はイメージです) AnnaStills-iStock

<散らかった部屋は愛の証だった?>

帰宅するたびに散らかっている寝室に頭を悩ませていたTikTokユーザーの@jpizzle_97はGoProを設置し、4本足の犯人(犯犬)の姿を収めることに成功した。しかし、カメラが捉えたのは「奔放ないたずら犬」ではなく、飼い主の留守を寂しがる愛犬の姿だった。

(28日の時点で)80万近くの「いいね」を集めるこの動画が始まると、愛犬のハンク(ジャーマンシェパードとノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーのミックス犬)が姿を現し、寝室を探検し出す。ベッドの隅に控えめに乗ると、窓の外を熱心に見つめているのが分かる。

しばらくして、その眺めにも飽きたハンクは、次にクローゼットの中を嗅ぎ回ることに決めた模様。数分後、飼い主の半ズボンを咥えたハンクは嬉しそうにベッドに飛び乗り、枕の方へと持っていく。大切そうに抱えたままうとうとし、結局そのまま眠りについてしまった。

飼い主が外出している間、犬がとても寂しがっていることを示す研究結果がある。2011年のApplied Animal Behaviour Science誌の研究では、分離不安症の既往歴のない犬であっても、飼い主が2時間以上経って帰宅すると、特別熱心にあいさつし、いつも以上に気を遣うようになることが示された。

犯行現場を記録するために設置したGoProの映像は、服の匂いを嗅いで布団代わりにする愛犬がいかに飼い主に懐いているかを示す証拠ビデオとなった。

【映像】留守中のハンクの行動を見る

ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

独経済団体、半数が26年の人員削減を予想 経済危機

ワールド

中国軍、台湾周辺で実弾射撃伴う演習開始 港湾など封

ビジネス

韓国クーパン、顧客情報大量流出で11.8億ドルの補

ワールド

尹前大統領の妻、金品見返りに国政介入 韓国特別検が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    「アニメである必要があった...」映画『この世界の片…
  • 9
    2026年、トランプは最大の政治的試練に直面する
  • 10
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中