最新記事
投資

投資「初心者」の最初の1歩...投資信託を選ぶときの「3つのポイント」と、投資金額の決め方

2025年3月25日(火)18時37分
澤上 龍(さわかみ投信株式会社代表取締役社長)
投資信託の始め方、選び方、金額の決め方

studio 63/Shutterstock

初⼼者に投資信託が向いていると考えられる理由

数ある⾦融商品の中でも、投資初⼼者にも始めやすいものとして挙げられるのが投資信託(ファンド)です。ポイントは下記の3点となります。

■少額から購⼊可能

投資信託は1万円程度の少額から始められるので、初めての投資で⼤きな⾦額を使うのは不安という⽅も安⼼できます。投資信託は、数多くの顧客から集まった資⾦をまとめて運⽤するため、一人当たりの投資金額が小さくても、束ねて大きくすれば様々な投資対象に投資をすることが可能となるのです。

■プロが運⽤してくれる

投資信託では、預けた資金を投資のプロフェッショナルが運⽤します。⾃分自身で経済や企業情報をチェックして売買する必要はありません。ファンドマネージャーやアナリストと言われる専門家が、顧客の代わりに常時あらゆることを調査し、経済や株価変動に対応します。そのため、投資信託なら仕事やプライベートに⼗分時間を使いながら、お金にも働いてもらえるのです。

■資産を守る仕組みがある

銀行預金の場合、銀行が破綻してしまったら預けていたお金が100%返ってくる保証はありません。銀行は、顧客から預けられたお金を企業へ融資しており、融資先企業が倒産したらそのお金を回収できなくなるからです。一方、投資信託は銀行預金とは違い「分別保管」と言って顧客の資産を区別して保管することが義務付けられているため、万が一運用を担う投資信託会社や資金を預かる信託銀行が倒産しても顧客の資産は法で守られます。

ただし預金と違い、運用の結果として損失が発生する可能性はあり、元本保証のない金融商品であることは他の投資と同様です。

経営
「体が資本」を企業文化に──100年企業・尾崎建設が挑むウェルビーイング経営
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、方向感欠く取引 来週の日銀

ワールド

EU、ロシア中銀資産の無期限凍結で合意 ウクライナ

ワールド

ロシア、ウクライナ南部の2港湾攻撃 トルコ船舶3隻

ワールド

タイとカンボジアが攻撃停止で合意、トランプ氏が両国
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナの選択肢は「一つ」
  • 4
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 5
    【揺らぐ中国、攻めの高市】柯隆氏「台湾騒動は高市…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 8
    「前を閉めてくれ...」F1観戦モデルの「超密着コーデ…
  • 9
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 7
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 8
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 9
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中