最新記事

メディア

パーフェクトな容姿に「変身」したイバンカ その品位はどこに?

2017年2月27日(月)17時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ニューヨーク近代美術館で催されたイベントに姿を見せたイバンカ Andrew Kelly-REUTERS

<ドナルド・トランプ大統領の長女イバンカに密かに囁かれる疑惑。自身のアパレルブランドはトラブルを抱えるなど、マイナスイメージのニュースが多い中「真のファーストレディ」としての品位が問われる>

「真のファーストレディ」と目されるイバンカ。昨年の大統領選を通して日本でも知名度を上げたが、才色兼備というイメージの一方で意外なニュースがぽつぽつと聞こえてきた。

「トランプ砲」をはじめとする「斬新」な外交方法で話題に事欠かない父親の後ろで霞んでしまっているが、アメリカの多くの女性向けメディアはイバンカへの「整形疑惑」を頻繁に取り上げている。

セレブリティの美容整形に関する情報を掲載するサイト「celebritysurgerynews」は、イバンカの目、鼻、口そして胸の少なくとも4カ所で「何か」が起こったと指摘する。

イバンカ自身は1997年に大手出版社ハ―ストが発行する「Seventeen」誌のカバーガールに抜擢され、本格的にデビュー。当時の写真はティーンエイジャーらしくとても可愛らしい。181cmの高身長で長い四肢、端正な顔立ちでモデルとしての条件もクリアしている。コレクションを舞台にショーモデルとして活躍するモデルたちの平均的な身長が178cmであることを考慮しても、遜色ない。

美女の原石として羨望の対象になるレベルだが、父親のアグレッシブな遺伝子を受け継いだ影響か否か、彼女自身はこれに満足しなかったようだ。1999年、18歳の時の写真はナチュラルな印象を受けるが、2004~05年にかけて小鼻の広がりがキュッと引き締まり、全体的にスマートな印象の鼻になった。

ivanka01.jpg

celebritysurgerynews.com

そしてこの変化の後、メディアの前に姿を現すごとにイバンカは、シャープな輪郭、セクシーな目もと、すっきりした鼻を披露している。

いよいよの転換期は2006年。この年のハロウィーンにハリウッドで催されたパーティーに参加したイバンカの大きな変化をメディアは見逃さなかった。短期間でボリュームアップした胸元は瞬く間に話題に。ただ、残念なことに「自然な美しさではない」と評された。

ivanka02.jpg

celebritysurgerynews.com

現在はこの胸元でイバンカのイメージは定着し、メディア露出の際には、身に纏う高級メゾンのドレスやアクセサリーから華やかなセレブぶりが紹介されている。その一方で、自身の手がけるアパレルブランド『IVANKA TRUMP』の生産拠点について揉めるなど、「何か」と話題に事欠かない。

同ブランドのアイテムの多くは人件費が比較的安価な中国で生産されアメリカに輸入されている。トランプは通商政策として中国からの輸入に45%の関税を課す「バイ・アメリカン法」を提唱しており、これに反していると非難を浴びている。

【参考記事】自由主義を装った重商主義の危険

ニュースサイト「ビジネスインサイダー」によれば、『IVANKA TRUMP』側は「ブランドの価値は、それが生み出す利益だけでなく、品位によって評価される」と主張している。実業家、モデルそしていまやアメリカを手中に収めたトランプファミリーの才女イバンカ。自身の名を冠したブランドだけでなく「真のファーストレディ」の「品位」が何かという点も素顔の彼女に問いたいものだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国の鉄鉱石輸入、11月は2カ月連続の減少 利幅縮

ワールド

中国原油輸入、11月は前年比4.88%増 日量が2

ビジネス

街角景気11月は7カ月ぶりに悪化、物価高に懸念 ク

ワールド

中国大豆輸入、今年は過去最高か ブラジル産購入や米
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 9
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中