欧州航空安全局(EASA)は5日、香港キャセイ・パシフィック航空が運航していたエアバス製「A350」機にエンジン部品の不具合が見つかった問題を受け、航空各社にA350─1000型機のエンジンを目視検査するよう緊急勧告を出した。

キャセイでは2日にスイスのチューリヒに向かっていたA350─1000型機が香港に引き返す事態となった。その後、エンジン部品の燃料漏れが原因であることが分かった。同型機は英ロールス・ロイス製「XWB-97」エンジンを搭載している。

 

EASAはこの問題についてエンジンに燃料を送るホースの不具合で火災が発生し、乗員が迅速に対処していたと確認した。

キャセイは同型機計48機の検査に乗り出し、部品の交換が必要な機体15機が見つかったと発表。7日までに全機が運航を再開する見込みとしている。

EASAは勧告について、キャセイの検査結果などを踏まえた予防措置だと説明。A350は大型のA350─1000型機と小型のA350─900型機があるが、今回の検査はA350─1000のみが対象となる。

EASAは航空各社に3─30日以内に燃料ホースの目視検査を行うよう勧告した。



[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます