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中東再編の主役にトルコが名乗り...「アブラハム合意」失速後の地域秩序とは?
エルドアン大統領はパレスチナ自治区ガザだけでなく、イランやカタールも攻撃したイスラエルを国際舞台で糾弾し、貿易を停止。
また、イスラエルに対する欧州諸国の曖昧な態度を公然と批判するなど、トルコこそが西側に異議を唱えることができる「世界の抑圧された人々の代弁者」であると位置付ける。
NATO加盟国でありながらロシアやアラブ諸国とも良好な関係を維持し、中東と欧州をまたぐ独自の外交空間を形成してきたトルコは今、中東における新機軸を形成しようとしている。
注目されるのが、安全保障面での動きだ。イスラエルと距離を置くサウジに接近し、イスラム圏で唯一の核保有国であるパキスタンとサウジの相互防衛協定への参画を模索。
これにはイランも関心を示すなど、この協力関係の拡大が実現すれば、対イラン包囲網とは逆方向の新たな戦略軸が形成されることになる。こうした動きの中、イスラエルはパキスタンの宿敵であるインドに近づき、連携を深めようとしている。
トランプ米大統領と個人的関係が現在やや悪化しているインドのモディ首相もトルコのエルドアンもサウジのムハンマド皇太子もイスラエルのネタニヤフ首相だけでなく、トランプとの親密な関係を強みにするリーダーだ。富と強者を好むトランプがどの陣営に肩入れすることになるのかも焦点になっている。
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