- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- ロシア疑惑の特別検察官任命、その意味とは
ロシア疑惑の特別検察官任命、その意味とは
また特別検察官任命を受けた18日には "This is the single greatest witch hunt of a politician in American history!" (「これはアメリカ政治史上、唯一にして最悪の『魔女狩り』だ!」)というツイートを行って怒りを表現しています。(但し、大統領は特別検察官の任命を妨害する行動には出ていません)そんなわけですから、この問題の話題は尽きないわけです。
そんな状態が続いてしまっては、政治的には共和党に不利になります。また市場はこの種の混乱を嫌って、長い低迷に入るかもしれません。17日の暴落は「トランプ経済が実行されない」懸念というよりは、明らかに政治的混乱を懸念してのものでした。
そうなると、どこかの時点、例えばスキャンダルが深刻化するような局面で、政変が起きる可能性は高いと思います。その場合は、この弾劾プロセスを待たずして、憲法修正25条4項発動によって、ペンス副大統領がトランプ大統領の「職務遂行不能」を宣言する方法が、あくまでその法的な根拠になると思います。
党議拘束の緩和こそ政治改革の決め手 2024.04.17
爆発的な観光資源となったアメリカの皆既日食フィーバー 2024.04.10
皆既日食で盛り上がるアメリカ 2024.04.03
大谷翔平の今後の課題は「英語とカネ」 2024.03.27
植田日銀の大規模緩和「出口戦略」は成功しているのか? 2024.03.20
『オッペンハイマー』日本配給を見送った老舗大手の問題 2024.03.13
「日本企業への妨害」と「日本切り捨て」のリスク...トランプ復活で、日本は最大の標的に? 2024.03.07