5月停戦案と直接協議、ウクライナの返答待っているとロ報道官

　ロシア大統領府のペスコフ報道官は２９日、ウクライナはプーチン大統領の直接交渉に向けた数々の申し出に回答しておらず、５月の３日間の停戦案に応じるか不明だと述べた。２８日にサンクトペテルブルクで代表撮影（２０２５年　ロイター）

［モスクワ　２９日　ロイター］ - ロシア大統領府のペスコフ報道官は２９日、ウクライナはプーチン大統領の直接交渉に向けた数々の申し出に回答しておらず、５月の３日間の停戦案に応じるか不明だと述べた。

プーチン大統領は２８日、第二次世界大戦での対ドイツ戦勝８０年の記念日に合わせ５月８ー１０日に７２時間の停戦を実施すると表明し、ウクライナにも停戦を求めた。しかしウクライナのゼレンスキー大統領は５月に数日間の停戦という提案に疑念を示している。

ペスコフ報道官は記者団に「プーチン大統領は、前提条件なしに交渉プロセスを開始する用意があると繰り返し表明している。今のところ、ウクライナからの返答はない」と述べ、ウクライナが停戦に参加する意向があるか「理解するのは非常に難しい」とした。