ニュース速報
ワールド

カシミール襲撃犯「地の果てまで追う」とモディ首相、容疑者3人公表

2025年04月24日(木)19時43分

インドのモディ首相は24日、カシミール地方で22日発生した過激派による観光客襲撃事件について、襲撃犯とその支援者を追跡し、処罰すると表明した。襲撃現場で23日撮影(2025年 ロイター)

Shivam Patel Fayaz Bukhari

[スリナガル(インド) 24日 ロイター] - インドのモディ首相は24日、カシミール地方で22日発生した過激派による観光客襲撃事件について、襲撃犯とその支援者を追跡し、処罰すると表明した。インド警察は、パキスタン人2人を含む3人を襲撃に関与した容疑者として公表した。

インドは、隣国パキスタンとカシミールの帰属問題を抱え、戦火を交えた歴史を持つ。事件を受け、インド政府は23日、パキスタンに陸路で唯一通じる国境の閉鎖、インダス川の水資源配分に関する条約の停止などに踏み切った。

モディ首相は24日に東部ビハール州で、事件で犠牲となった26人を悼み合掌し、襲撃犯を「地の果てまで追いかける」と述べた。

カシミールのインド警察は、襲撃に「関与した」武装勢力の容疑者3人を公表し、逮捕につながる情報に対して報奨金を出すと発表した。3人のうち2人はパキスタン国籍だとした。どのように身元を特定したかは明らかにしていない。

ニューデリーのパキスタン大使館の周辺には、数十人が集まり抗議の声を上げた。

パキスタンのダール外相は、シャリフ首相が国家安全保障委員会の会合を開き対応を協議する予定だとXに投稿した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、プーチン氏との首脳会談中止 交渉停滞に

ビジネス

米IBMの第3四半期決算、クラウド部門の成長鈍化 

ワールド

北朝鮮、22日のミサイル発射実験は成功=KCNA

ワールド

トランプ氏、中国主席との貿易合意に期待 ロシア産原
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    やっぱり王様になりたい!ホワイトハウスの一部を破…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中