ニュース速報
ワールド

米中外相が電話会談、両国関係や台湾巡り協議 新政権発足後初

2025年01月25日(土)07時20分

ルビオ米国務長官(写真)は24日、中国の王毅共産党政治局員兼外相と電話会談した。21日撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 24日 ロイター] - ルビオ米国務長官は24日、中国の王毅共産党政治局員兼外相と電話会談した。米中関係および台湾について協議したという。第2次トランプ政権発足後、初の米中外相会談となる。

米国務省によると、ルビオ長官はトランプ政権が対中関係に関し「米国の利益を促進し、米国民を第一とする」政策を追及する考えを伝えた。

さらに、東アジアの「同盟国に対する米国のコミットメントと、台湾および南シナ海における中国の威圧的な行動に対する深刻な懸念を明確にした」という。

中国外務省によると、王氏は対中強硬派として知られるルビオ長官に対し、「米中の国民の将来、さらに世界の平和と安定のために、あなたがしっかりとした行動を取り建設的な役割を果たすことを期待している」と伝えた。

また「双方のチームは両国首脳の重要な共通認識を実行し、意思疎通を維持するとともに、相違を認識し協力を拡大し、中米関係の安定的かつ健全で持続可能な発展を促進し、新時代に中米が友好的にやっていく正しい道を見つけなければならない」とした。さらに、中国は「他国を追い越したり、他国に取って代わったりするつもりはないが、発展の正当な権利を守らなければならない」と述べた。

台湾については、中国の領土の一部であり中国から分離されることは決して許さないとの方針を示した。

ルビオ氏は先週の上院での指名承認公聴会で、中国は米国が直面する最も深刻な脅威であると述べていた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア大統領府、ラブロフ外相とプーチン氏との不和説

ワールド

ステファニク下院議員、NY州知事選出馬を表明 トラ

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感、11月速報値は約3年半ぶ

ワールド

イラン大統領「平和望むが屈辱は受け入れず」、核・ミ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 9
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 10
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中