ニュース速報
ワールド

韓国与党、大統領弾劾への方針協議 午後に国会で再び採決

2024年12月14日(土)13時01分

韓国の与党「国民の力」は14日午前に会合を開き、野党が再提出した尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案への方針を協議した。訴追案は午後4時から国会で採決される見通し。写真は大統領弾劾を求めるデモ集会。12月13日、ソウルで撮影(2024年 ロイター/Kim Soo-hyeon)

[ソウル 14日 ロイター] - 韓国の与党「国民の力」は14日午前に会合を開き、野党が再提出した尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案への方針を協議した。訴追案は午後4時から国会で採決される見通し。

国会の定数300のうち3分の2以上が賛成すれば可決される。与党議員の8人以上が賛同に回る必要があり、これまでに7人が賛成を表明している。

7日に行われた1回目の採決は、与党議員のほとんどが退席して成立しなかった。

国会で野党が多数を占める中、尹大統領は3日に戒厳令を宣布。6時間後に取り消した。

尹大統領は12日にテレビで演説し、民主主義を守るための合法的な措置だったと戒厳令宣布の正当性を主張し、野党を「反国家勢力」と非難したほか、北朝鮮が韓国の選挙をハッキングしたと述べた。

弾劾案が可決された場合、尹氏は職務停止となるが、憲法裁判所が罷免するか復職させるまで失職はしない。その間、韓悳洙首相が代行を務めることになる。

裁判所が罷免するか、尹氏が辞任した場合、60日以内に大統領選挙を実施しなければならない。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

タイ、外国人観光客の警備強化 中国人俳優拉致で懸念

ワールド

トランプ氏、ケネディ元大統領とキング牧師の暗殺の機

ビジネス

米銀行業界、規制緩和への期待高まる トランプ新政権

ワールド

トランプ氏の移民規制は「恥ずべきこと」、ローマ教皇
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    メーガン妃とヘンリー王子の「山火事見物」に大ブー…
  • 8
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 9
    注目を集めた「ロサンゼルス山火事」映像...空に広が…
  • 10
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 5
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 6
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 7
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 10
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中