トランプ氏、シリアのアサド政権は「ロシアの支援喪失で崩壊」

　１２月８日、トランプ次期米大統領は、ロシアがシリアのアサド大統領を見捨てたことがアサド氏の失脚につながったと述べた。パリの英国大使公邸で７日撮影（２０２４年　ロイター/Piroschka van de Wouw）

[８日 ロイター] - トランプ次期米大統領は８日、ロシアがシリアのアサド大統領を見捨てたことがアサド氏の失脚につながったと述べた。

トランプ氏は「アサド（大統領）は去った。頼みのロシアにも守ってもらえなかった」と自身の交流サイト（ＳＮＳ）「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

「ロシアはウクライナ（侵略）のためにシリアへの関心を完全に失った」とし、ロシアはウクライナとの戦争と景気低迷で、イランはイスラエルとの闘いが原因でそれぞれ弱体化したと指摘した。

ロシアとウクライナの双方が数十万人の死傷者を出しており、ウクライナは多くの民間人も失っているとし、ゼレンスキー大統領は「取引をしてこの狂気の沙汰を止めたいと思っている。即時停戦と交渉開始が必要だ」と訴えた。「中国が助けになる」とも述べた。