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米国防長官、女性の軍務を強く支持 トランプ氏指名候補を暗に批判
2024年12月05日(木)09時23分
オースティン米国防長官は12月4日、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で講演し、女性の軍務への参加を強く支持した。9月20日、ホワイトハウスで撮影(2024年 ロイター/Tom Brenner)
[ワシントン 4日 ロイター] - オースティン米国防長官は4日、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で講演し、女性の軍務への参加を強く支持した。
トランプ次期大統領が国防長官候補と発表したピート・ヘグセス氏が女性の戦闘任務参加に反対しているのを意識したものとみられ、名指しを避けながらも女性は軍務に参加すべきでないとの考えを強く批判した。
オースティン氏は、2003年のイラク侵攻を含めて女性と共に戦闘に参加した経験を振り返り、「あらゆる戦場で、女性たちが米国のために戦う姿を見てきた。彼女らは素晴らしく有能で実績があり、素晴らしく勇敢だ」と述べた。
国防総省は、女性の前線戦闘任務を禁じる長年の規定を13年に解除。17年には、過酷で知られる海兵隊の歩兵将校課程を女性が初めて修了した。
オースティン氏は「女性であれ男性であれ、タフで才能のある愛国者を拒絶すれば、軍は弱小化するのみだ」と述べた。