マレーシア国営石油ペトロナス、南シナ海で探査継続へ=首相
マレーシアのアンワル首相は15日、南シナ海の排他的経済水域(EEZ)で国営エネルギー会社ペトロナスが石油・ガス探査活動を継続すると改めて表明した。資料写真、2020年9月撮影(2024年 ロイター/Lim Huey Teng)
[クアラルンプール 15日 ロイター] - マレーシアのアンワル首相は15日、南シナ海の排他的経済水域(EEZ)で国営エネルギー会社ペトロナスが石油・ガス探査活動を継続すると改めて表明した。同活動は南シナ海の領有権を争う中国が反対している。
これは今年8月に生産を開始したボルネオ島サラワク州沖のガス田での探査活動も含まれると議会で述べた。「われわれは継続するが、どの国とも話し合いの扉を閉ざすつもりはない」とした。
マレーシアはタイ、フィリピン、インドネシアを含む多くの近隣諸国と領土問題を抱えており、中国との対立に過度に注目が集まっていると指摘。
領土問題は近隣諸国との外交や貿易、親密な友好関係に影響を与えることはないとした。
同国の報道機関は先月、中国からの外交文書について報じており、この中で中国政府はマレーシアの南シナ海における石油・ガス探査活動が中国の領土を侵害していると主張した。