イスラエル、イラン攻撃目標を軍・エネ施設に絞り込みか 米報道

　米ＮＢＣニュースは１２日、米政府当局者の話として、イスラエルがイランへの反撃の対象を同国軍事・エネルギー施設に絞り込んでいると伝えた。テヘランで７日撮影。WANA通信提供（２０２４年　ロイター）

［１２日　ロイター］ - 米ＮＢＣニュースは１２日、米政府当局者の話として、イスラエルがイランへの反撃の対象を同国軍事・エネルギー施設に絞り込んでいると伝えた。

イランは、イスラエルによるイスラム組織指導者の殺害やレバノンとパレスチナ自治区ガザへの侵攻に対する報復として１０月１日に大規模なミサイル攻撃を行った。イスラエルは反撃を準備している。

ＮＢＣは、米当局者の話に基づき、イスラエルがイランの核施設を標的にしたり、暗殺を実行する兆候はないと伝えた。

米当局者はＮＢＣに、反撃がきょうにも起こる可能性を示唆する情報はないと強調した。ただイスラエルからは反撃に関する具体的な情報が提供されておらず、イスラエル当局者内で合意が成立しているかも不明だという。

イスラエルは、１０月１１─１２日がユダヤ教の「贖罪の日」の祝日。ＮＢＣは米とイスラエルの当局者の話として、この祝日期間に反撃に出る可能性もあると伝えた。