米選管当局者グループ、郵便投票が期日通り届かない事態を懸念
11月5日の米大統領選を巡り、多くの州や自治体の選挙管理当局者が9月11日、郵便公社(USPS)の配達能力が不十分なので、期日までに郵便投票が届けられないのではないかとの重大な懸念を持っていると表明した。写真は郵送前の投票用紙。2020年10月、カリフォルニア州で撮影(2024年 ロイター//Mike Blake)
David Shepardson
[ワシントン 11日 ロイター] - 11月5日の米大統領選を巡り、多くの州や自治体の選挙管理当局者が11日、郵便公社(USPS)の配達能力が不十分なので、期日までに郵便投票が届けられないのではないかとの重大な懸念を持っていると表明した。
これらの当局者のグループは書簡で、郵便集配事業に関する問題や郵便投票の遅配・紛失、現場研修の欠陥などにより、有権者の投票を期限通り正確にUSPSが配達できなくなる恐れがあるとの見方を示した。
選管当局側はUSPSの選挙担当者と何度も面会して対応を求めたが、事態の改善や問題是正につながる取り組みはこれまで見られなかったという。
USPSは、国政選挙に関する郵便配達はタイムリーかつ確実に遂行すると改めて強調するとともに、有権者に対しては必ず本選当日の少なくとも1週間前には郵送手続きを終えるよう周知を続けると述べた。