Mikhail Flores Neil Jerome Morales

[マニラ 8日 ロイター] - フィリピン統計局が8日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比6.3%増加し、第1・四半期の5.8%増(改定値)から加速した。インフレが家計を圧迫する中、消費支出が「沈滞気味」だったが、政府支出と投資が大幅に増加した。

GDP伸び率は2023年第1・四半期(6.4%)以来の高水準で、ロイターがまとめたエコノミスト予想(6.2%)を上回った。

消費支出は4.6%増加し、GDPの3分の2を占めた。投資は11.5%、政府支出は10.5%、それぞれ増加した。

GDPは季節調整済み前期比では0.5%増。伸び率はエコノミスト予想の0.9%と第1・四半期の1.3%を下回った。

国家経済開発庁のバリサカン長官は「家計最終消費支出が引き続き沈滞気味だった。経済成長は予想ほど強くない」と指摘。

個人消費は前期比で0.1%減少した。外食やホテルの売り上げが落ち込んだ。

バリサカン氏は上半期の伸び率が6.0%となり、年間成長目標(6.0─7.0%)を達成できる見通しだと述べた。また、インフレ率は長期的な低下傾向に戻るとの見方を示した。

HSBCは「多少のラグはあるものの、金融緩和で消費と民間投資を活性化できるだろう」とし、フィリピン中央銀行が今月15日に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、年内にさらに1回の25bp利下げを実施すると予想した。

7月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.4%上昇となり、前月の3.7%やエコノミスト予想の4.1%を上回った。今年の中銀目標は2.0─4.0%。

今回のGDP統計には失業率低下も寄与した。一方、農林水産業はエルニーニョ現象による影響長期化で前年同期比2.3%減と低迷した。

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