ニュース速報
ワールド

韓国GDP、第1四半期は前期比+1.3%で予想上回る 先行きは不透明

2024年04月25日(木)11時55分

 4月25日、韓国銀行(中央銀行)が発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済み前期比1.3%増加した。ソウルで2017年撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 25日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が25日発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済み前期比1.3%増加した。好調な輸出を背景に市場予想を上回り、21年第4・四半期以来約2年ぶりの高い伸びとなった。韓国中銀が利下げを先送りするとの観測が強まりそうだ。

23年第4・四半期の0.6%増から加速した。市場予想は0.6%増だった。

前年比では3.4%増加し、23年第4・四半期の2.2%増から加速し、市場予想の2.4%増を上回った。

輸出は前期比0.9%増、民間消費は0.8%増加した。

設備投資は0.8%減少し、建設投資は2.7%増加した。政府支出は0.7%増。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、シバン・タンドン氏は、GDPが予想を上回った主要因は内需の伸びだとし、民間消費が前四半期の0.2%増に続き、0.8%増加したことを指摘した。

同氏はリポートで「今回の数字は韓国の消費にとって最悪期は脱したとの心強い兆候だが、労働市場が軟化し、債務返済負担が高止まりする可能性が高いため、この統計が力強い回復の始まりを示すものだとは確信できない」と述べた。

韓国中銀は前回の政策決定会合で24年の経済成長率が従来予想の2.1%を上回る可能性があると指摘した。23年の成長率は1.4%と3年ぶり低水準だった。

GDP統計を受けて中銀高官は会見で「消費が危機を脱したと判断するのは時期尚早だ」と述べた。

「成長率は2月予測よりも強いようで、これは来月行われる中銀の経済予測見直しに反映される。中東の地政学的リスクや為替相場、インフレの見通しに対する不確実性が反映されることになる」と説明した。

中銀は今月の会合で政策金利を15年ぶり高水準の3.50%に据え置いた。据え置きは10会合連続。インフレ見通しの不透明感や輸出の強さを踏まえ、年内の利下げは難しいとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

26年度予算案の今年度内成立目指す、消費税率ゼロは

ワールド

ECB総裁が任期満了前に退任とFT報道、仏大統領在

ワールド

ウクライナ和平協議、2日目は2時間で終了 「困難な

ビジネス

英CPI、1月は前年比+3.0% 昨年3月以来の低
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中