ニュース速報
ワールド

OPEC事務局長、COP28草案の拒否要請 化石燃料に言及

2023年12月09日(土)17時51分

石油輸出国機構(OPEC)のハイサム・アルガイス事務局長は、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で協議されている合意文書の文言について、排出量ではなく化石燃料に言及した案を拒否するよう、加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」メンバーに促した。ロイターが8日に確認した6日付の書簡で分かった。写真は6月26日、マレーシアのクアラルンプールで開かれたイベントに出席したアルガイス氏(2023年 ロイター/Hasnoor Hussain)

Yousef Saba Maha El Dahan

[ドバイ 8日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のハイサム・アルガイス事務局長は、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で協議されている合意文書の文言について、排出量ではなく化石燃料に言及した案を拒否するよう、加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」メンバーに促した。ロイターが8日に確認した6日付の書簡で分かった。

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中のCOP28では化石燃料の今後の取り扱いに関する最終合意文書の文言が最大の争点となっている。

3人の関係者はロイターに対し、書簡が本物だと確認した。OPECは加盟国との公式なやり取りについてコメントを控えたが、加盟国やパートナーに助言を続けているとした。

書簡は5日に公表された合意文書の草案に言及。「化石燃料の段階的廃止案が依然として含まれており、化石燃料に対する不当かつ不相応な圧力が取り返しのつかない結果をもたらす転換点に達する可能性がある」と指摘した。

8日には別の草案も発表された。新たな草案には「利用可能な最善の科学に沿った化石燃料の段階的廃止」や「排出削減対策をしていない化石燃料」の段階的廃止で合意する案のほか、化石燃料に全く言及しない案など、さまざまな選択肢が含まれている。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、5万3000円回復 自律

ワールド

アルゼンチン、イラン臨時代理大使を国外追放 攻撃関

ワールド

トランプ氏、1.5兆ドルの27年度国防予算案提示へ

ビジネス

米メキシコ湾の有望深海油田、最大51%権益入札に欧
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 2
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受給年齢」
  • 3
    破産申請の理由の4割以上が「関税コスト」...トランプ関税が米国民に与える「破産」の苦しみ
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 6
    日本の男女の賃金格差は世界でも突出して大きい
  • 7
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 8
    先進国が出生数の減少を嘆く必要はない? 「経済的…
  • 9
    「一般市民に敵意なし」...イラン大統領が米国民宛て…
  • 10
    200年前の沈没記録が裏付けられた...捕鯨船を海の藻…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 9
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中