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米ロ、ナゴルノカラバフ危機巡り非難の応酬
2023年09月26日(火)13時57分

旧ソ連アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ情勢を巡り、ロシアと米政府が現地を不安定化していると互いに非難している。写真はステパナケルトから車で避難する人々、24日撮影(2023年 ロイター/David Ghahramanyan)
[26日 ロイター] - 旧ソ連アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ情勢を巡り、ロシアと米政府が現地を不安定化していると互いに非難している。
アントノフ駐米ロシア大使は26日、「アルメニアの反ロシア感情を故意に高める、極めて危険な言動を慎むよう米政府に強く求める」とメッセージアプリ「テレグラム」で述べた。
アントノフ大使の発言は前日の米国務省報道官の会見を受けたものだ。アゼルバイジャン軍の軍事行動にロシアが介入しなかったとアルメニアが非難したことについて、国務省のミラー報道官が「ロシアは頼れる安全保障上のパートナーではないことを示した」と述べた。
ナゴルノカラバフでは、アルメニア系住民の間で迫害や民族浄化への懸念が広がり、数千人がアルメニアに逃れている。
25日、サマンサ・パワー米国際開発庁(USAID)長官ら米政権高官がアルメニア入りした。USAIDは「米国はナゴルノカラバフの人道状況を巡る報告を深く憂慮しており、国際的な人道支援組織のアクセスが妨げられることがないよう求めている」と表明した。
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