ニュース速報

ワールド

ペンス前副大統領、米大統領選出馬を正式表明 トランプ氏に挑戦

2023年06月08日(木)06時09分

米国のペンス前副大統領が7日、2024年大統領選の共和党候補指名争いへの出馬を正式に表明した。4月撮影。(2023年 ロイター/Eduardo Munoz/File Photo)

[7日 ロイター] - 米国のペンス前副大統領が7日、2024年大統領選の共和党候補指名争いへの出馬を正式に表明した。副大統領として仕えたトランプ前大統領に挑戦する。

7日に64歳の誕生日を迎えたペンス氏はツイッターに投稿した動画で出馬を表明。「共にこの国を取り戻すことができる。地球上で最も偉大な国の最良の日々はまだ訪れていない」とし、民主党の現職バイデン大統領を批判した。

また、同日に激戦州とされるアイオワ州で開いた集会で、2021年1月6日に発生したトランプ氏支持者による米連邦議会議事堂襲撃を巡りトランプ氏を批判。トランプ氏には選挙結果に干渉する憲法上の権限はなく、トランプ氏は「間違っていた」とし、「憲法より自分を優先させる者は米大統領になるべきではなく、憲法より自分を優先させるよう誰かに頼んだ者は二度と米国大統領になるべきではない」とした。

さらに、襲撃当日にトランプ氏からトランプ氏か憲法かいずれかを選べと要求されていたことを明かし、「次は有権者が同じ選択を迫られることになる」とした。

米大統領選では元副大統領が自身が仕えた大統領と対決するのは極めてまれ。ペンス氏は副大統領時代、複数のスキャンダルにもかかわらずトランプ氏を擁護。しかし、20年大統領選の結果を覆そうとしたトランプ氏からの圧力に屈せず、関係は悪化した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など

ワールド

アングル:失言や違法捜査、米司法省でミス連鎖 トラ

ワールド

アングル:反攻強めるミャンマー国軍、徴兵制やドロー
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 5
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 8
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中