ニュース速報

ワールド

インド、中国などからの輸入抑制措置を検討=関係者

2023年01月31日(火)09時41分

 1月30日、インド政府は、中国などからの生活必需品を除く消費財や電子製品の輸入を抑制する多くの関税措置と非関税措置を検討している。コルカタにある中国製玩具店で2017年10月撮影(2023年 ロイター/Rupak De Chowdhuri)

[ニューデリー 30日 ロイター] - インド政府は、中国などからの生活必需品を除く消費財や電子製品の輸入を抑制する多くの関税措置と非関税措置を検討している。貿易収支の不均衡が懸念されるためで、2人の政府関係者と1人の業界関係者が語った。

関係者によると、商工省を中心とする18の主要省庁は先週、中国からの輸入削減を目指す措置について協議した。中国はインドの貿易赤字の約3分の1を占める。昨年4─12月期に対中貿易赤字は前年同期比28%拡大した。

政府関係者の1人は、政府は中国などからの「幅広い」輸入品に関する不公正な慣行に対する調査の強化を検討していると話したが、具体的にどのような輸入品や慣行が対象になっているかには言及しなかった。

業界関係者は、今年これまでの反ダンピングの調査は中国から輸入された回路基板や強化ガラスが対象になっていると語った。

2人の政府当局者の話では、政府は輸入品が国家品質基準を満たしているかどうかの検査も厳格化する方針だ。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏「プーチン氏を信頼せず」、勝利に米の

ワールド

イスラエルのソマリランド承認に安保理で懸念、ガザ住

ワールド

ロ、ウクライナで戦略的主導権 西側は認識すべき=ラ

ビジネス

日経平均は続落で寄り付く、米株安の流れ引き継ぐ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 5
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 6
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 7
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中