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22年の米電力消費、過去最高の見通し 経済活性化と猛暑で=EIA
12月6日、米エネルギー情報局(EIA)は発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2022年の米電力消費量が過去最高の4兆0440億キロワット時(kWh)に達すると予想した。写真はカリフォルニア州 で1月撮影(2022年 ロイター/Carlos Barria )
[6日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は6日発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2022年の米電力消費量が過去最高の4兆0440億キロワット時(kWh)に達すると予想した。経済活動の活性化と夏季が平年より高温だったことが背景。21年は3兆9410億kWhだった。
20年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で需要が低迷し、過去8年で最低の3兆8560億kWhだった。これまでの過去最高は18年の4兆0030億kWh。
一方、23年は気温が穏やかになると見込まれることから、4兆0040億kWhに減少する見通し。
22年の家庭向け電力販売量は1兆5140億kWh、商業向けは1兆3760億kWhにそれぞれ増加すると予想。工業向けは1兆0110億kWhとしている。
これまでの過去最高は、家庭向けが1兆4700億kWh(21年)、商業向けが1兆3820億kWh(18年)、工業向けが1兆0640億kWh(00年)となっている。
22年の電力源構成の内訳は、天然ガスが39%、石炭が20%、再生可能エネルギーが22%、原子力が19%と推計した。