ニュース速報

ワールド

中国と安定した関係目指す、ウクライナ危機解決に貢献を=豪外相

2022年09月24日(土)17時20分

 オーストラリアのウォン外相(写真)は、中国の王毅国務委員兼外相との会談で、中国とは通商問題などについて相違があるが、安定した2国間関係を目指していると表明した。ニューヨークの国連本部で9月20日撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリアのウォン外相は、中国の王毅国務委員兼外相と22日に会談し、中国とは通商問題などについて相違があるが、安定した2国間関係を目指していると表明した。またウクライナ戦争の終結に向けて影響力を行使するよう求めた。

会談はニューヨークで国連総会の合間に行われた。ウォン氏は記者団に建設的な会談だったと述べ、「より安定した関係を築くための道のりは長く、多くの段階を経る必要がある」と指摘。相違点については「貿易面の障壁が最大の問題」との認識を示した。

ロシアのウクライナ侵攻は違法と述べ、プーチン大統領による核兵器使用の脅しは「想像もできず無責任だ」と非難。中国が国連安全保障理事会の常任理事国として、ウクライナ危機の終結に影響力を行使するよう促す、とした。

中国外務省が24日発表した声明によると、王氏は安定した2国間関係が重要と強調し、50年にわたる外交関係を踏まえれば、より耐性を備え「予期しない出来事」に影響されにくくすべきと主張。「(中国は)相違点を適切に解決し、2国間関係の健全で安定した発展を促進する」用意があると述べたという。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、ガリウムやゲルマニウムの対米輸出禁止措置を停

ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響

ビジネス

中国10月PPI下落縮小、CPI上昇に転換 デフレ

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 9
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中