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北朝鮮局長「核保有は死活問題」、米国と協議計画せず=ロシア通信

2017年10月21日(土)10時59分

 10月20日、ロシア通信(RIA)は、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長が核兵器の保有は死活問題で、北朝鮮は米国と核プログラムについて協議する計画はないと述べたと報じた。写真は核兵器開発施設を視察する金正恩・朝鮮労働党委員長。朝鮮中央通信が9月3日に配信(2017年 ロイター)

[モスクワ 20日 ロイター] - ロシア通信(RIA)は20日、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長が核兵器の保有は死活問題で、北朝鮮は米国と核プログラムについて協議する計画はないと述べたと報じた。

RIAによると、崔局長はモスクワで開かれている核不拡散を巡る会合で、北朝鮮にとり核保有は「死活問題」であるとし、「現状は攻撃を受ける可能性を排除するために北朝鮮にとり核兵器が必要であるとの理解を深める結果となっている」と発言。「われわれは攻撃に対し反撃する」と述べた。

そのうえで、国連安保理制裁を通して北朝鮮を苦境に陥らせるいかなる試みも「宣戦布告」と受け止めるとの立場を示した。

これに先立ちロシアのラブロフ外相は同会合で、北朝鮮の核・ミサイル開発プログラムに対応するためのロシアと中国の共同提案を受け入れるよう世界各国に呼び掛け、「同提案の実施は朝鮮半島の緊張緩和につながる」と指摘。「大規模な人的、経済的、環境的な大惨事につながる恐れのある軍事紛争を防ぐことが現時点で主要な課題となっている」とし、関係各国に自制を呼び掛けた。

*写真をつけて再送します。

ロイター
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