ニュース速報

ワールド

原油先物が下落、米週間エネルギー統計はまちまち

2017年09月28日(木)11時27分

 9月28日、米WTI原油先物は前日のニューヨーク市場で、前週の米原油在庫が予想外に減少したことを受けて上昇した後、アジア時間で上げ幅を縮小。北海ブレント原油先物は26日に付けた26カ月ぶり高値からの下げを拡大している。写真はイギリス・ハートリプールの石油基地。5月に撮影(2017年 ロイター/Darren Staples)

[東京 28日 ロイター] - アジア時間28日の取引で原油先物は下落。

米WTI原油先物は前日のニューヨーク市場で、前週の米原油在庫が予想外に減少したことを受けて上昇した後、アジア時間で上げ幅を縮小。北海ブレント原油先物は26日に付けた26カ月ぶり高値からの下げを拡大している。

0032GMT(日本時間午前9時32分)現在、米WTI原油先物は0.02ドル安の1バレル=52.12ドル。

ブレント原油は0.17ドル安の1バレル=57.73ドル。前日に1%近く下落したのに続き、26日に付けた26カ月ぶり高値(59.49ドル)から一段と下げている。

米エネルギー情報局(EIA)が27日発表した週間石油在庫統計では、米原油在庫が約340万バレルの増加予想に反して約185万バレル減少し、原油相場を支援した。

一方、この週間統計で米ガソリン在庫は減少予想に反して増加、米留出油在庫の減少幅は予想よりも小幅にとどまるなど、原油相場にマイナスの材料も示された。

また、米原油生産が先週、日量955万バレルに増加し、大型ハリケーン「ハービー」がメキシコ湾岸を直撃する前の生産水準を上回ったことも相場の重しとなっている。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

バチカンでトランプ氏と防空や制裁を協議、30日停戦

ワールド

豪総選挙は与党が勝利、反トランプ追い風 首相続投は

ビジネス

バークシャー第1四半期、現金保有は過去最高 山火事

ビジネス

バフェット氏、トランプ関税批判 日本の5大商社株「
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 2
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見...「ペットとの温かい絆」とは言えない事情が
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1位はアメリカ、2位は意外にも
  • 4
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 7
    「2025年7月5日天体衝突説」拡散で意識に変化? JAX…
  • 8
    「すごく変な臭い」「顔がある」道端で発見した「謎…
  • 9
    なぜ運動で寿命が延びるのか?...ホルミシスと「タン…
  • 10
    海に「大量のマイクロプラスチック」が存在すること…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 8
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 9
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中