ニュース速報

ワールド

OPEC原油需要予想引き下げ、さらなる下方修正も

2016年04月13日(水)23時57分

 4月13日、石油輸出国機構(OPEC、写真)は月報で、今年のOPEC産原油への世界の需要について、増加幅見通しを日量5万バレル引き下げた。3月撮影(2016年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン 13日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は13日発表した月報で、今年の世界原油需要の伸びの見通しを日量120万バレルとし、当初の予想から同5万バレル引き下げた。中南米や中国の動向が懸念されるとした上で、状況次第では今後もさらなる下方修正があり得るとしている。

OPEC加盟国による3月の石油産出量は、日量3225万バレルだった。2月の水準と比べて、日量1万5000バレル程度増加した。内訳ではサウジアラビアの生産量が横ばいだった。

月報では「中南米や中国の経済動向が懸念要因だ」と指摘。「足元、プラス要因よりもマイナス要因の影響が大きいとみられ、既存の兆候が継続すれば原油需要の伸びを下方修正する可能性がある」と述べた。

OPEC加盟国が3月のペースで生産を続けた場合、2016年は日量79万バレル規模の供給過剰が発生する見通しとした。前回の月報では、日量76万バレルの供給過剰が予想されていた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル小幅高、米雇用統計待ち

ビジネス

段階的な利下げが正当、経済が予想通り推移なら=NY

ワールド

米司法省、クックFRB理事の捜査開始 住宅ローン不

ワールド

ウクライナ安全保証、26カ国が部隊派遣確約 米国の
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...地球への衝突確率は? 監視と対策は十分か?
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害」でも健康長寿な「100歳超えの人々」の秘密
  • 4
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 7
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 8
    世論が望まぬ「石破おろし」で盛り上がる自民党...次…
  • 9
    SNSで拡散されたトランプ死亡説、本人は完全否定する…
  • 10
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中