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国際帝石、豪LNG「イクシス」の生産開始を最大9カ月延期

2015年09月11日(金)18時45分

 9月11日、国際石油開発帝石は、オーストラリアで主導する「イクシス」液化天然ガス(LNG)開発プロジェクトについて、生産開始予定を当初の2016年末から2017年第3・四半期に延期すると発表した。写真は、国際石油開発帝石のロゴと同社の北村俊昭社長、1月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] - 国際石油開発帝石<1605.T>は11日、オーストラリアで進めている「イクシス」液化天然ガス(LNG)開発プロジェクトについて、生産開始予定を当初の2016年末から2017年7─9月に延期すると発表した。

延期に伴い、従来340億米ドル(約4兆円)と説明してきた投資額は10%程度増加するという。投資額の増加は、イクシス・プロジェクトに参加する企業が出資比率に応じて負担する。同プロジェクトの権益比率は国際帝石62.2%、仏トタル30%、台湾中油2.6%など。

沖合の天然ガスの生産・処理施設を発注した韓国・サムスン重工業<010140.KS>と、ガス生産に伴って出る油(コンデンセート)を沖合で生産貯油・出荷する設備を発注した韓国・大宇造船海洋<042660.KS>での建造がそれぞれ遅れたことが原因という。

延期の一方で、年産は当初予定の840万トンから890万トンに増加する見込み。生産量見込みの上方修正は追加投資なしで実現できると国際帝石は説明している。

*内容を追加しました。

(浜田健太郎 編集:田中志保)

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