ニュース速報
ビジネス

米株式ファンドの資金流出、3カ月ぶりの大きさ トランプ関税懸念で

2025年03月22日(土)08時34分

LSEGリッパーのデータによると、3月19日までの1週間に米国株式ファンドから335億3000万ドルが流出した。週間での純流出額は、約3カ月ぶりの大きさだった。トランプ米政権の関税措置の影響に対する懸念や、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定を控えた慎重姿勢が背景にある。(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

[21日 ロイター] - LSEGリッパーのデータによると、3月19日までの1週間に米国株式ファンドから335億3000万ドルが流出した。週間での純流出額は、約3カ月ぶりの大きさだった。トランプ米政権の関税措置の影響に対する懸念や、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定を控えた慎重姿勢が背景にある。

前週は48億4000万ドルが流入していた。

米大型株ファンドは273億8000万ドル流出し、4週ぶりの売り越し。小型株は34億8000万ドル、マルチキャップ株は14億2000万ドル、中型株は10億9000万ドル、それぞれ流出した。

一方、セクターファンドは13億5000万ドルの売り越し。それまでの2週間での売り越し額は計75億4000万ドルに達していた。テクノロジー、通信サービス、ヘルスケア関連のファンドの流出が目立った。

米国債券ファンドは5億1300万ドル流出し、11週ぶりの売り越し。米国内一般課税債券ファンドから15億6000万ドル、ローン・パーティシペーション・ファンドから16億2000万ドル、それぞれ流出した。

短中期国債ファンドは28億9000万ドルの流入で、13週連続の買い越し。

マネー・マーケット・ファンドからは288億3000万ドルが流出。前週は134億3000万ドルの売り越しだった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、高市首相の台湾発言撤回要求 国連総長に書簡

ワールド

MAGA派グリーン議員、来年1月の辞職表明 トラン

ワールド

アングル:動き出したECB次期執行部人事、多様性欠

ビジネス

米国株式市場=ダウ493ドル高、12月利下げ観測で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワイトカラー」は大量に人余り...変わる日本の職業選択
  • 4
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    ロシアのウクライナ侵攻、「地球規模の被害」を生ん…
  • 9
    「裸同然」と批判も...レギンス注意でジム退館処分、…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中