ニュース速報
ビジネス

米ナイキ、3─5月期売上高見通しが予想下回る

2025年03月21日(金)14時47分

米スポーツ用品大手ナイキは20日、第4・四半期(3─5月)売上高について、10%台半ばの減少を見込んでいると明らかにした。写真はニューヨークのスポーツショップで2019年5月に撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

(見出しを修正して再送しました)

Ananya Mariam Rajesh Nicholas P. Brown

[20日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキは20日、第4・四半期(3─5月)売上高について、10%台半ばの減少を見込んでいると明らかにした。アナリストの予想を下回り、株価は引け後の時間外取引で下落した。

LSEGがまとめたデータによると、アナリスト予想は12.22%減の110億7000万ドル。

マシュー・フレンド最高財務責任者(CFO)は、在庫処分に向け古い商品を値引きし、小売業者との関係再構築に引き続き取り組んでおり、第4・四半期は厳しい見通しだと述べた。

同日発表した第3・四半期決算は、ペガサスプロやボメロ18などの新シューズの発売に対する消費者の反応が好調で、市場予想を上回った。ただ、中国での売上高は17%減少した。

第3・四半期の売上高は全体では9%減の112億7000万ドル。希薄化後1株利益は30%減の0.54ドルとなった。LSEGがまとめたアナリスト予想は売上高が11.5%減の110億1000万ドル、1株利益が62.2%減だった。

中国は雇用や賃金の安定性に対する懸念や長引く不動産不況の影響で需要が低迷しており、引き続き業績の足かせとなった。

モーニングスターのアナリスト、デビッド・シュワルツ氏は、全体的な業績はウォール街の予想を上回ったものの、「中国を無視することはできない。欧州での売上高もそれほど堅調ではない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、ガリウムやゲルマニウムの対米輸出禁止措置を停

ワールド

米主要空港で数千便が遅延、欠航増加 政府閉鎖の影響

ビジネス

中国10月PPI下落縮小、CPI上昇に転換 デフレ

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 9
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中