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中国不動産の碧桂園、債権者と来月合意の見通し
2025年01月20日(月)14時57分

債務不履行(デフォルト)に陥った中国の不動産大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)は20日、債権者と来月合意できるとの見通しを示した。写真は同社が上海で建設中の住宅地。昨年2月撮影(2025年 ロイター/Xihao Jiang)
Clare Jim
[香港 20日 ロイター] - 債務不履行(デフォルト)に陥った中国の不動産大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)は20日、オフショア債務164億ドルの再編について債権者と来月合意できるとの見通しを示した。
4月に裁判所の承認を求めるという。同社の弁護士が香港の裁判所で明らかにした。
同社は2つの債権団との交渉で3つの問題が残っているとして、次回の裁判所の審理を5月19日から延期することを要請。裁判所は5月26日に審理を行うことを決めた。判事は「債務再編を引き続き進展させる」ことが狙いだと説明した。
碧桂園は今月、オフショア債務164億ドルの70%を削減する再編案を債権者に提案し、銀行団と「了解」に達したことを明らかにしている。
同社はかつて中国最大の不動産デベロッパーだったが、2023年後半に110億ドルのオフショア債がデフォルトに陥った。